ニイハウ島 ハワイの島の伝統

ニイハウ ハワイアンアイランドの伝統

この記事は2016年5月31日に投稿された記事の改訂版です。

Aloha,

ニイハウ ハワイアンアイランドの伝統
 NIIHAU The Tradition of an Hawaiian Islan

今日は、今読んでいるニイハウ島に関しての本”NIIHAU The Traditon of an Hawaiian Island, Mutual Publishing”のご紹介です。

まだ全てを読み終えたわけではないのですが、今まで知らな情報がいくつかあったので、御紹介しますね。

日本語で目にするニイハウ島に関しての記述は、「個人所有の島」で、「生粋のハワイアン」が、「伝統的なスタイルで生活している」、「神聖な島」などの記述を目にしますが少し誇張されている様です。

まず、個人所有の件ですが、この本によると、島の99%をロビンソンファミリーが所有しているようですが、0.5%をハワイ州、そして、残りの0.5%はアメリカ合衆国が所有しているとのこと。歌でも有名な”ノヒリ”岬をはじめとしてカウアイ島のニイハウ島に面した南西側エリアが海軍のバーキングサンドミサイル発射実験場ですので、ミサイル等の発射実験を監視するためのレーダーが対岸のニイハウ島に設置されているそうです。

バーキングサンドかなり以前からアメリカ海軍のレーダーが設置されていますので、驚くことではないのですが、ハワイ州が一部を所有しているというのは初めて知りました。

次に、「生粋のハワイアン」というのは、1863年にニイハウ島に居住していた家族の苗字リストをみるとすでに、”シンタニ”と”ハラダ”という日系の方も在住されているようでしたし、他にも、ハワイアンではないと思える苗字が散見されました。それでも、純血のハワイアンの人々が残っている数少ないコミュニティの一つではあるようです。ちなみに、ニイハウ島に住んでいたシンタニさんは広島県の出身の方だそうで、今でも子孫の一部はニイハウ島に住んでいらっしゃいます。そのシンタニさんの孫娘さんの一人は、ハルコさんといお名前だったそうで、NANAMUAにニイハウシェルアクセサリーを提供いただいているカナニさんのお母様でもあります。

伝統的なスタイルで生活しているという点は、個人的にかなり少ないのではないかと疑問を持っています。一般的に言う家族の単位ではなく、島に住む人々は誰もが一つの大きな家族として、ハワイ語でいうところのオハナ(ʻohana)的な雰囲気は今でも強く残っているのですよ。

キャプテンクックの到来前のハワイ諸島は、約70万人(*)ものハワイアンが自給自足で生活していたと知られていますが、ニイハウ島でも現在では自給自足ではなく、島外に住んでいる家族が島に不定期に荷物を運ぶ船(第二次大戦で使用されていた上陸用船艇らしいのですが、私はまだ見たことありません。)がニイハウ島に出航する際にカウアイ島で、スーパーで購入した家族向けの荷物を送っています。

そして、島には英語で教育を行う学校もありますし、カソリックの教会もあり、島の住人は熱心なクリスチャンです。今年の春にニイハウの人10名くらいが私が関わっているプロジェクトを訪れてくれたのですが、ニイハウの歌か、フラを披露して欲しいとお願いしたところ、何曲か歌を歌ってくれたのですが、全て讃美歌でした。

ハワイの伝統的な、踊りであるフラは島独特のスタイルがあることが知れられていますが、ニイハウのフラは動きが特徴的だそうで、いつか見学したいと思っています。一度ニイハウの人たちがフラの練習している場を見学したことがあるのですが、その日はアウアナしか練習していなかったため、伝統的な部分は垣間見ることが叶いませんでした。ちなみに、そのハラウのクムフラは、クアナ・トレスです。

神聖な島、という形容は、何が元になっているのかわかりませんが、カウアイ島に5年ほど住んでいてニイハウ島が特別神聖と崇められているとは、感じたことありませんでしたけどね。ただ一つ思い浮かぶのは、ハワイの島々には、それぞれ二ックネームがつけられていて、ニイハウ島は、The Forbidden Isle”禁断の島”と名付けられていますが、神聖とは関係ないですね。

今はニイハウ島へ渡るには、特別なヘリコプターのツアーに申し込むことで、島の北側のビーチを訪れることができるそうですが、島の住人と言葉を交わしてはいけないとか、限られたエリアしかアクセスすることができないなど、かなり制限があるようです。私がニイハウ島出身の知人に聞いた話では、昔は島外の人も島民の招待があれば島に訪れることができたそうで、ハワイアンミュージシャンとして有名なソングバードの、ジェノア・ケアヴェがニイハウ島を訪れた際には、約一ヶ月島に滞在して、声が枯れるまで毎晩彼女の歌声を披露してくれたと懐かしそうに話してくれました。

したに、彼女の美しいフォルセットを聞くことができるビデオのリンクを貼っておきますね。

Have a nice day.

(*)1778年のハワイアン人口の推計データ 出典 : Pew Research Center

After 200 years, Native Hawaiians make a comeback
Their population dropped devastatingly fast after their first contact with Western foreigners in 1778, but their numbers...

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