この記事は2017年3月11日に投稿された記事の改訂版です。
こんにちは。
前回のブログ投稿にから少し間があいてしまいましたが昨日公開されたディスニー映画の”モアナと海の伝説”を映画館で観てきましたので感想などをつらつらと書きたいと思います。
ハワイに滞在していた時に、航海カヌーの建造に携わっていましたが、同時にハワイ大学でハワイアンスタディ(ハワイ学)や、パシフィックスタディ(太平洋学)の講義を多く取っていたので、映画を観るにあたり文化的な背景が多少わかるのでかなり期待しいて見に行ったのですが、とても楽しめる映画でした。
主人公のモアナがセーリングする航海カヌーの形状から推察するに、サモア、フィジー、トンガあたり南太平洋の海域が舞台のようですが、ハワイ、タヒチ、ニュージーランドの島々はユーラシア大陸からサモアあたりまで有視界航海で東に移民し、そこから遥かかなたの地に居住地を広げ太平洋のポリネシアと呼ばれる海に広がったので、神としてのマウイの存在、伝説はマウイの神としての重要度は地域によってばらつきはあるにしろ伝わっていますね。
このブログにたどり着いた人は、なんらかの形でハワイ好きの方が多いと思われますので、もしも「モアナと伝説の海」を観に行くつもりであれば、事前に知っておいた方が良いTIPsも付け加えたいと思います。
ポリネシアで広く食用とされている、タロイモやウル(ブレッドフルーツ)などまた背景に生えている植物の葉の形の書き分けなど細かい点まで楽しめました。
航海をする際に参照していた星座のさそり座をハワイ語表現は、”Ka makau nui o Maui カマカウヌイオマウイ/マウイの巨大釣り針”となります。
モアナとマウイが夜空に向けて、手のひらをかざすシーンが何度か出てきますが、あれは水平線近くの星の角度を確認しているシーンになります。日本やハワイは北半球に位置していますので、北極星の角度を測ることで自分の現在の緯度を推測することができます。日本は北緯38度を中心に南北に広がっていますので片手では北極星の高さを測れませんが、ハワイ島は北緯19.5度、カウアイ島は22度あたりに位置していますので、手が長くて手のひらが大きい人であれば片手で簡単に北極星高さを測ることができます。自分の手の大きさがなんどなのか?を確認するためには簡単な装置が必要なのですが、下の写真はハワイ島ヒロのイミロア・アストロノミー・センターの特設会場で自分の手の大きさを確認するタヒチから航海カヌーで到着したタヒチの航海カヌー”Fa’aFaete”クルーです。

自分の手の大きさでキャリブレーションを行うタヒチアンたち私の場合は、手を広げて、親指と薬指の距離が15度でした。
劇中イロイロ思い出される場面があり何度も目から汗が出てきましたが、(普通の人の反応とはかなり異なっている点だと思いますが。)次は字幕版か、ハワイに旅行した際に現地でDVDで観たいですね。
アオテアロア(ニュージーランド)ではマウイはかなり重要な神として崇められています。アオテアロアの北の島はマオリ語で”Te ika a Māui テ イカ ア マァーウイ/マウイの魚”と呼ばれています。
あと、驚いたことに映画のエンドロールで制作に携わった人々の名前が流れますが、その中にタヒチ在住のアメリカ人フォトグラファーの名前を見つけたことです。多分 今年の夏に再会すると思うので、裏話?でも聞いてみたいですね。
最後になりますが、ハワイ好きな人が映画を観る前に予習しておいた方がより楽しめるTIPsを。
– MAUIの神話
ハワイに伝わるマウイの神話だけでなく、サモア、トンガ、ニュージーランドのマウイの神話も事前に調べてみると面白いと映画を見た際に、より楽しめると思います。
– AUMAKUA(アウマクア=家族の神) ハワイの伝統的な文化
– ポリネシア移住の歴史
-太平洋の伝統航海術 マウ・ピアイルグ
– ホクレア( 伝統航海術を用いて現在世界一周の航海の途中。今年の夏に四年ぶりにハワイに戻ります。) hokulea.com
最後になりますが、外国映画のタイトルを日本版にすると表現が変わりますが、英語のオリジナルタイトルは、 ”Moana”=ハワイ語だと大洋ですね。日本語でのタイトルは、”モアナと伝説の海”ですね。その日本語のタイトルをハワイ語に訳す、”Moana a me ka moʻolelo o ka moana.”になります。



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