この記事は2015年8月12日に投稿された記事の改訂版です。

ニイハウシェルって耳にされたと有りますか?
ハワイ諸島の中で八番目に大きな島ニイハウ島で採れるとても美しい輝きを持ったシェルで、そのシェルを使って造られたレイは、ニイハウシェルレイと呼ばれ、ハワイの歴史の中でも王族など高貴な人々が身につけていたアクセサリーになります。

また、ビショップ博物館によって行われたカウアイ島のナパリコーストにある、ヌアロロ・カイという場所の発掘では、ニイハウシェルレイが発掘されたことが記録に残っています。
ニイハウシェルが採れるニイハウ島は、島全体が個人の所有となっているため、島民と、所有者であるロビンソンファミリーに認められた人しか上陸することはできないのです。
ヘリコプターで島を訪れるツアーも有りますが、島民とコンタクトすることは禁じられています。旅行ガイドブック等では、昔ながらのハワイアンの生活が保たれているとありますが、ハワイ語が日常生活で利用されていること以外、実態はかなり近代的なんだそうです。
島には小学校から高校レベル迄のカリキュラムを教える学校が一つありますが、学校はアメリカ合衆国教育省のカリキュラムに基づいた教育を行っているので、授業は英語で行われています。
また、アメリカにはアクレディテーションと言って、学校の運営を第三者団体が定期的に視察して、その内容を報告する仕組みが有りますが、私の知人が2009年頃から毎年ニイハウ島の学校を訪れて教育内容のチェックをしています。その学校は、2007年にソーラーパネルとバッテリーを組み合わせた発電機を導入していて、文明の利器を取り入れた生活が営まれています。
ハワイ諸島で日常生活でハワイ語を使っているコミュニティは殆ど残っていないそうですが、ニイハウ島ではニイハウダイレクト(なまり)のハワイ語が話されています。
ニイハウダイレクトのハワイ語は、”K”の音の代わりに”T”が用いられています。これは、今日のハワイアンが、ハワイに移り住む前に住んでいたと言われる南太平洋のマルケサス諸島の言葉や、タヒチの言葉に由来していると考えられています。
私も何度かニイハウダイレクトのハワイ語を耳にしましたが、通常のハワイ語よりも音が耳に優しかった記憶が有ります。ハワイ語は、元々文字を持たない言語で、島ごとに少しずつ違いが有ったそうですが、キリスト教を布教するため、聖書がハワイ語い訳される際に、アルファベットでの表記の方法、文法等が整理されて今日目にするハワイ語になったそうです。しかし、ニイハウ島や、カウアイ島の西のエリアでは、元から”K”の発音ではなく”T”の音が用いられていたそうで、今でも一部の方は特徴的なハワイ語を使われます。
最近のニイハウ島については英語ですが、ニイハウ文化遺産財団のリンクをご覧になっていただくと詳しく述べられています。



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